ベガルタ仙台のFWジャーメイン良(22)が今日31日のホームV・ファーレン長崎戦で、J初ゴールを新妻に贈る。30日、仙台市泉サッカー場で約2時間、ミニゲームを中心に最終調整を行ったジャーメインは控え組の1トップに入り、DF大岩一貴(28)と激しく競り合い、ゴールへの意欲を示した。23日に大学時代から交際していた一般女性と結婚し、モチベーションは最高潮。途中出場が濃厚だが、ピッチに入った瞬間から狙っていく。

 ジャーメイン (夫人から)生活面でサポートしてもらって今はピッチのことに集中できている。出て決めることができたらスタンドに向かって何らかのアピールはしたい。最近はメディアへの露出が高まっていますが、結果を残して試合での露出度を高めたい。

 スタンドで見守る最愛の人のため、結果を残す。

 ジャーメインの初ゴールを後押しするデータもある。相手の長崎は、立ち上がりから全員でハードワークが信条。後半に息切れする傾向が強く、今季7失点のうち後半に6失点(リーグワースト)。疲労が蓄積する後半にスピードのあるジョーカー投入は脅威だ。「相手の怖がるプレーを意識的に出したい。1対2の局面でも強引に仕掛けてゴールにつなげたい」と、メモリアル弾に意欲を示した。