ガンバ大阪が長いトンネルから抜けた。昨年8月26日のサガン鳥栖戦以来、7カ月16日ぶりに勝利。17試合ぶりの勝利となり、今季初白星を挙げた。

 前半4分にDFファビオ(29)がMF遠藤保仁(38)の左CKを頭で合わせて先制。後半は磐田に攻め込まれたが、同41分にFWファン・ウィジョ(25)が右足シュートを決めて追加点を挙げた。ファンは今季5点目。守っても、GK東口順昭(31)を中心に守備陣が体を張り、今季初の無失点に抑えた。

 遠かった遠かった1勝をようやく手にした。試合終了の笛が鳴ると東口はピッチに手をつき、喜びをかみしめた。「1勝するのに長くて、なかなか勝てなくて。勝つのがこんなに苦しいと思わなかった。そう思ったら(気持ちがあふれて)きましたね」。好セーブを連発し、無失点にも貢献。「今までは苦しい時間帯で失点していた。ポストにも助けてもらったけど、集中力高く守れた」と胸を張った。

 7試合目にしての初勝利。それでもMF倉田秋(29)は「まだ1勝」と引き締めた。次節はアウェーでJ1初勝利を挙げたV・ファーレン長崎と対戦。もう1度気持ちを1つにして、連勝街道を突き進んでいく。