先発9人を入れ替えて臨んだガンバ大阪がPKで失点し、敗れた。

 粘り強く守っていたが、後半26分に先制点を奪われた。

 攻撃はシュート8本が実らず、無得点。東福岡高出身の高卒2年目MF高江麗央(19)や17歳の高3FW中村敬斗ら若手が奮闘したが、公式戦2連敗となった。

 レビークルピ監督(65)は「メンバーを大きく変えた。どのような結果が出てもおかしくない試合だった」とし「目に留まった選手を1人挙げるとしたら高江麗央。(J3のG大阪U-23ではなく)トップチームでの試合は初めて見たが、若いながらに存在感があり、目に留まった選手になるかもしれない」とボランチで出場した19歳を褒めた。

 高江は「今のままだとJ1でプレーするのは難しいと自分で思った」と反省しつつ「守備の部分で持ち味は出せた。ボールを回収するところはこれからも伸ばしていきたい」。高いボール奪取力でチームに貢献した。

 公式戦連敗中だが、中2日でセレッソ大阪とのJ1リーグ戦、大阪ダービーが待ち受ける。宿敵相手には絶対に負けられない。この日主将マークを巻いたDF米倉恒貴(29)は「今日は本当に気持ちが入っていた。初めて試合で声が出なくなった。チームは勝たないと乗ってこない。勝たないとという気持ちが強い」と、勝利にこだわる姿勢を見せた。