ジュビロ磐田が、後半39分のFW川又堅碁(28)の決勝ヘッドで柏レイソルに逆転勝ちし、連勝を2に伸ばした。

 先制したのは柏だった。前半15分、FW伊東純也が、相手DFに当たったこぼれ球を奪って右サイドをドリブルで前進し、DFをかわし、クロスボールを送ると、抜け出したFW江坂任(25)が左足で2戦連続ゴールを決めた。

 同23分、磐田が追いついた。MF松浦拓弥が左から中央にドリブルで仕掛けてパスすると、MF山田大記(29)が右足で今季初ゴールを決めた。同41分には松浦の右クロスを、ファーサイドで待ち受けた川又が頭で合わせたがゴールはならなかった。

 後半は柏が猛攻を仕掛けた。同15分にMF瀬川祐輔に代わってハモン・ロペスを投入すると、FWクリスティアーノを右からトップに上げ、トップの江坂をトップ下に下げ、左のロペス、右の伊東の4枚で徹底的に攻めた。

 その中、磐田は後半36分に松浦に代えてルーキーFW中野誠也を投入して押し返すと、同39分、途中出場のMF荒木大吾の右クロスを、中央で待ち構えた川又が得意のヘッドでたたき込み決勝ゴール。川又は磐田サポーターでサックスブルー一色に染まったスタンドの前で両手を広げて仁王立ちすると、歓喜のダッシュで喜びを爆発させた。

 磐田は17年5月のルヴァン杯1次リーグでは2-1で柏に勝っているが、リーグ戦での勝利は13年9月13日のアウェー戦に3-1で勝って以来、4年8カ月ぶりの勝利となる。