セレッソ大阪が3発でV・ファーレン長崎を下し、3試合ぶりの勝利を飾った。FW杉本健勇(25)、MF清武弘嗣(28)ら主力にケガ人が相次いだ状況で、前半30分にFW柿谷曜一朗(28)が先制ゴールで試合の流れを傾けた。「手強い相手だったが、いい戦いができた。(ゴールは)思い切って仕掛けた結果」。ゴール前でパスを受けると、ドリブルで切り込んでDFをかわし、右足でゴール右隅に流し込む技ありのゴールだった。

 さらに37分には、DF丸橋祐介(27)がFKを直接決めて2点目。後半9分に長崎MF中村慶太(24)のゴールで1点差に迫られたが、終了間際の41分に途中出場のMF水沼宏太(28)がJ1リーグ戦今季初ゴールを決めて突き放した。この後は20日のサンフレッチェ広島戦まで試合が空き、柿谷は「相当調子のいい広島に挑戦する上で、自分たちが今やるべきはしっかり休むこと」と首位チームとの直接対決に目を向けた。