ガンバ大阪宮本恒靖監督(41)の初勝利は土壇場でお預けとなった。

 後半37分、FWファン・ウィジョ(25)が、強烈な右足シュートを決めて今季9点目で先制。だが、後半48分に失点し、終了間際で追い付かれた。

 好セーブを連発し、再三チームを救っていた守護神のGK東口順昭(32)は「あそこで粘れていたら良かった」。4分のロスタイムに入ってからの時間の使い方に課題があったといい「自分にもミスがあった。(倉田)秋にスローインをしたところで時間を稼いでいれば、相手の攻撃を1つか2つ減らせた。細かいところを詰めないと」と修正点を挙げた。

 チームは宮本監督が就任後、2試合連続のドロー。勝利こそないが、指揮官は「ロスタイムに失点したのは残念だが、下を向かずにやっていきたい」と、J2降格危機の迫る16位からの浮上を誓った。