清水エスパルスの連勝は「3」で止まった。

 0-0で迎えた後半9分、カウンターからFW北川航也(22)がエリア内に進入。鋭い切り返しから放った左足のシュートは左ポストに当たった。同30分には左サイドを崩してMFデューク(27)が右足シュートを放つも、再びポストに直撃。2度の決定機を逃すと、同ロスタイムにFKから決勝点を許した。決定力の差が勝敗を分けた一戦に、ヤン・ヨンソン監督(58)も「不運な試合だった」とうつむいた。

 3日にはクラブの元出向社員による売上金などの不正私的流用問題が発表された。W杯中断明けのリーグ再開戦から3連勝と好調だったチームに水を差す不祥事が発覚。この日はクラブにとっても重要な一戦だっただけに、手痛い黒星となった。次戦はホーム川崎F戦。MF河井陽介(29)は「今日よかったところを次につなげたい」と気持ちを切り替えた。