サガン鳥栖が今季初の2連勝でJ2降格圏から脱出する15位に浮上だ。序盤から個人技やフィジカル面に勝る浦和ペースだった。だが後半8分のCKで1発逆転だ。ファーサイドのMF高橋秀人(30)が相手DF2人に競り勝ちヘッドで先制。不動のサイドバックのDF吉田豊(28)が負傷交代するアクシデントもあったが、最後まで一丸で体を張り2試合連続で完封した。

 元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(34)は5試合連続無得点だったが、ポストプレーや前線のプレスで貢献。マッシモ・フィッカデンティ監督(50)は「前半戦との違いは前線にクオリティーが出ていることだと思う」と言い、大物助っ人にさらなる期待を寄せた。