元ブラジル代表DFロベルト・カルロス(45)が、フットサルでも世界一の実力を発揮した。Fリーグ選抜の一員として1試合限定で仙台戦に出場。前半15分29秒に「悪魔の左足」をさく裂させ先制ゴール。1-1の後半10分4秒、今度は右足ボレーで決勝弾を決めた。Fリーグによると、45歳5カ月は同リーグ最年長のゴール記録という。

「(観客は)運がよかった。右足でのゴールは僕の26年のキャリアで2本目だからね」とちゃめっ気たっぷり。ぶっつけ本番でも、全得点をたたき出した。高橋監督は「勝者のメンタリティー。結果を出すすごさ。メンタルの持ち方がすさまじい」と感服した。

自然災害が相次いだ中での来日。「サッカーは大変な状況にある人にも夢と希望を与えられるスポーツ。日本に来てよかったと思う。アリガトウ」。体は丸くなってもさすがスーパースターだった。【実藤健一】