柏レイソルのルーキーDF中川創(19)がリーグ戦初出場を飾った。

新加入のDF鈴木大輔(28)とセンターバックでコンビを組んだ。相手のFWクリスラン(26)らと激しく体をぶつけ合うなど奮闘するも、3失点を喫し「慎重に入りすぎた。経験含め、足りないことだらけだった。おどおどしながらプレーしているのが相手にも伝わっていたと思うので、もっと勇気を持つべきでした」と反省を口にした。

2失点目は自陣ゴール前で高く上がったボールの処理で鈴木との連係ミスがあり、対応が遅れたところを相手に決められた。初めて一緒にプレーする鈴木とは試合中に声をかけ合うなど修正もしていたというが「相手がボールをはね返した時に、ラインを下げられていなかった。(鈴木に)もう一声かけておけば防げた」と悔やんだ。

5日と9日に行われたルヴァン杯準々決勝のJ2ヴァンフォーレ甲府戦では2試合連続出場を果たし、チームの準決勝進出に貢献。守備陣にけが人が続出したこともあり、初のリーグ戦出場をつかみとった。加藤望監督はこの日の試合後、中川について「もちろん足りない部分はたくさんあると思いますが、なんとか食らいついてやっていこうという姿勢は感じました。それに対して周りも助け合いながらできていた」と評価した。まだまだ若い19歳の新鋭。中川は「またチャンスをもらえるようにつなげていきたいし、1年目ですけどチームの勝利に貢献できるようになりたい」と意気込んでいた。