J2アルビレックス新潟は15日、08年まで所属したアルビレックス新潟シンガポールGK野沢洋輔(38)が、19年に加入すると発表した。実に11年ぶりの復帰となる。

野沢は新潟を通じ「来季より11年ぶりにアルビレックス新潟に復帰することになりました。この話をいただいたときは涙を流して喜びました。またみんなに会えるのが待ち遠しいです。伝えたいことはたくさんありますが、アルビレックス新潟のために、アルビレックスファミリーのために、全力で闘います!」とコメントした。

野沢は清水エスパルスユースから98年にトップチームに昇格も、J1では出場機会に恵まれず00年にJ2の新潟に移籍。2年目の01年に就任した反町康治監督(現松本山雅FC)の元、プロ入り後、初めて定位置をつかみ、03年に新潟のJ1昇格に貢献。その後、09年には北京オリンピック代表の指揮を執った反町監督の就任が決まった湘南ベルマーレに移籍。「サッカー界の親」と慕う反町監督の元、守護神として湘南の11年ぶりのJ1昇格に貢献した。反町監督が12年に松本の監督に就任すると、後を追うように移籍して3シーズンプレーした。

15年からは、アルビレックス新潟シンガポールに移籍し、シンガポールプレミアリーグに戦いの場を移した。「シンガポールという地ではありますがアルビレックスという名のもとにプレーヤーとして戻れてこれたことがうれしい」と語った言葉どおり、アルビレックス新潟シンガポールでも守護神として活躍。アルビレックス新潟シンガポールは16年にリーグ戦、カップ戦、チャリティーシールドの4冠をシンガポール史上初めて達成し、それを今季まで3シーズン連続で達成しており、野沢は守護神として大きく貢献した。

新潟によると、野沢は22日に新潟を訪れ、28日までクラブのPR活動に参加する予定だという。