ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(34)が27日、本拠地ノエスタで一般ファンへの公開練習を行い、その後に合同取材に応じた。残り1試合となった日本での1年目を振り返り「もっといい結果を残したかったが、来季はまたゼロからのスタート。神戸をベストクラブにするのは自分の挑戦でもある。貢献したい」と力強く誓った。

今季13試合出場で2得点。出場した試合は4勝4分け5敗で、現在11位と目標に掲げたACL圏3位内に届かなかった。それでも「すべて新しい経験」で感じたのは「Jリーグはクラブ間のレベルの差が少ない。より高みに連れていきたい」。補強のススメも説いた。「新たな選手を獲得する変化は必要。市場を見て強くしていくために補強は大切なこと」。常勝バルセロナを支えたイニエスタが、神戸を生まれ変わらせる決意に燃えた。【実藤健一】