リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)代表監督、ワールドカップ(W杯)ロシア大会日本代表コーチを務めた手倉森誠氏(51)が、来季J2のV・ファーレン長崎監督に就任することが1日、分かった。退任が決まった高木琢也監督の後任として、先月26日クラブ幹部と最終交渉。複数年契約の提示を受諾した。近日中に発表され、会見が行われる。

Jリーグ復帰はベガルタ仙台以来6年ぶり。J2は、同クラブを優勝でJ1昇格させた09年以来10年ぶりとなる。万年J2だった仙台を12年のJ1準優勝で初のACL出場に押し上げた実績を買われ、14年にU-21代表監督就任。現A代表の中島、南野らを指導し、16年のリオ五輪アジア最終予選で初優勝に導いた。本大会は1勝1分け1敗で1次リーグ敗退も手腕を評価され、五輪監督では初の日本協会残留。A代表コーチとして今夏のW杯16強に貢献した。

8月末に協会を離れた後は、タイU-21代表監督や複数のJ1、J2クラブから興味を示されたが、長崎を再出発の舞台に選んだ。