11月23日に大腸がんのため、63歳で亡くなった清水エスパルスの副社長兼ゼネラルマネジャー(GM)、久米一正氏の告別式が4日、東京・増上寺で営まれた。清水の全選手とスタッフは練習を休みにして参列するなど約500人が弔問した。

清水の選手たちも最後の別れを惜しんだ。今季限りで現役を引退するMF兵働昭弘(36)は選手を代表して弔辞を読み「サッカーのことだけではなく、人としての在り方を教えていただきました」と感謝した。今季主将を務めたMF竹内涼(27)もチームが勝てない時期に励まされたことを明かし「苦しい時に優しい言葉で助けてもらいました。久米さんの遺志を胸にもっといいチームを作ります」と語った。