新潟経営大サッカー部のMF濱託巳(4年)が20日、J3アスルクラロ沼津に入団内定した。この日、沼津の玉手淳一強化担当(32)が同大を訪れ、濱、杉山学監督(51)と面会し、決まった。

濱は「まだ実感がわかないです」と照れ笑い。そして「周囲の方々に感謝しかないです」と話した。同大からは日本代表GKの東口順昭(32=ガンバ大阪)、来季J3に昇格するヴァンラーレ八戸のMF中村太一(25)に続いて3人目のJリーガー誕生だ。出身は静岡。地元でのプレーに「チームが成長し、自分も成長できるように」と抱負を話した。

藤枝明誠(静岡)から新潟経営大に進み、今季は11得点で北信越リーグ得点ランキング4位。ベストイレブンに選出された。大学ではおもに攻撃的MFを務めたが、両サイド、センターバックでもプレーできる。玉手強化担当は「技術がしっかりしている。サイドバックで使うつもり」と話した。杉山監督は「最初からやり直すつもりで、しっかり積み上げて欲しい」と期待をかけた。

高校時代から好素材として認められてきた。「どこでも守れるのが自分の武器。任されたところで力を発揮したい」。夢だったJリーグ入りを果たし「まず開幕スタメンを狙う」と、さっそく目標を定めた。【斎藤慎一郎】

◆濱託巳(はま・たくみ)1996年(平8)9月11日生まれ、静岡県出身。大富中から藤枝明誠高に進み、高3のときに全国高校選手権静岡大会ベスト4。新潟経営大では昨年、デンソーカップ関東B・北信越選抜に選ばれた。174センチ、67キロ。