ベガルタ仙台は14日、1次キャンプ地の沖縄・糸満市に到着し、キャンプをスタートさせた。

体調不良を訴え移動を控えたFW石原直樹(34)、長沢駿(30)、MF吉尾海夏(20)を除く選手23人が気温21度と汗ばむ陽気の沖縄に降り立った。

糸満市での歓迎セレモニーに臨んだ渡辺晋監督(45)は「気候もピッチコンディションも素晴らしい。練習は2部練習が多いが、その半分はフィジカルトレーニングになる。鬼軍曹に鍛えてもらいます」と、「悪魔」の異名を持つイ・チャンヨブ・フィジカルコーチ(45)による体力強化に期待した。

昨年はキャンプインからリハビリに終始したMF蜂須賀孝治(28)は、地元の子供たちと和やかな雰囲気の中で触れ合った。今キャンプも昨季のホーム最終戦で左足関節外側靱帯(じんたい)を損傷し合流が危ぶまれていたが、驚異の回復力を発揮し初日に間に合わせた。「久しぶりに頭からキャンプインできるのでワクワクしている。気候も人も温かい糸満で練習できるので楽しみです」と意気込んだ。【下田雄一】