ジュビロ磐田やVVV(オランダ)でプレーし、Jリーグ新人王にも輝いたFWカレン・ロバート(33)が2日、自身のSNSで現役引退を表明した。

「プロ選手活動終了のお知らせ」と題し、「プロになり7年間をJリーグで過ごし、そこから今日まで約8年間海外サッカーに触れてきました 我ながらまったく想像もしてなかったキャリアです 最後の2年は色々ありましたが、中途半端で終わりたくなかったので結果はどうあれ今はチャレンジしきれて気持ちは晴れやかです」(原文まま。以下同じ)と現役生活を振り返り、すっきりした気持ちでスパイクを脱ぐことを明らかにした。

茨城県生まれのカレンは5歳でサッカーを始め、小6年時に柏レイソルの下部組織でボランチとしてプレーし、全国少年大会優勝。3年連続で全国選手権に出場した市船橋高を経て04年に磐田に入団。05年には13得点を挙げて新人王を獲得した。10年にロアッソ熊本に移籍し、11年からはVVV(オランダ)でプレー。その後は韓国2部イーランドFCやインド・スーパーリーグのノースイーストUなどに所属していた。各世代の代表経験も持つ。

SNSで「ありがたいことに既に次の人生のスタートを切れています」と言うように、15年にすでに千葉県社会人2部(当時。17年から1部)のROVERS・FCのオーナーに就任しており、「ハードな日々が待っているとは思いますが、プロ生活で培ったもので次は木更津市のサッカークラブをプロクラブまで押し上げていきたいと思います」と次の目標を掲げた。