J2アルビレックス新潟はオフが明けた今日16日、吉永一明新監督(51)の下で練習を開始する。14日に片渕浩一郎前監督(43)が解任され、後任として、同日付で新潟のアカデミーダイレクターだった吉永氏が監督に就任した。吉永監督は14日の就任会見で「選手たちが力を出せる方法はまだまだある。苦しくても前に進む」と話した。

新潟は第9節終了時で3勝3分け3敗の勝ち点12で10位。是永大輔社長(41)は「今年の選手はポテンシャルが高い。このチャンスを逃したら(J1昇格は)何年先になるか分からない」と話した。今季は失点減をテーマに掲げてスタート。ここまで9試合で10失点で1試合平均1失点以上。ホーム戦は1勝1分け2敗と負け越し。クラブ首脳は今季J1昇格を達成するためには物足りないと判断し、4年連続のシーズン途中での監督後退に踏み切った。

吉永監督は17、18年とシンガポールプレミアリーグ・新潟Sの監督として2年連続全冠制覇を達成。Jリーグではヴァンフォーレ甲府、清水エスパルスなどでコーチの経験がある。吉永体制での初戦は第10節東京ヴェルディ戦(20日・味の素スタジアム)。チームは16日から1週間、練習を冒頭のみ公開し、その後は非公開にする。