北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(26)がチームのピンチを救う。2日、札幌・宮の沢で4日ホーム・ヴィッセル神戸戦(札幌ド)に向けた練習を行った。前節ジュビロ磐田戦で左膝を負傷したFWアンデルソン・ロペス(25)の代役を荒野に任される可能性が出た。ミニゲームでは主力組の右シャドーでプレー。練習後にはミハイロ・ペトロビッチ監督(61)から、個別に声を掛けられる場面もあった。「チャンスがあればチームが勝つためのプレーをしたい」と見据えた。

今季7ゴールでリーグ得点ランキング首位に並ぶロペスは、この日も別メニューだったため欠場の可能性が高い。「ロペスがケガをしてしまったが、チームなので僕が点を取る役目ってより、チームとして点を取ることを大切に。その中で僕が点を取れればいいが、ロペスと違う場面でチームに貢献できると思う」と、自身の仕事を認識する。

右シャドーは昨季アウェー川崎フロンターレ戦で先発を経験し、前節もロペスに代わって急きょ投入され務めた。「あそこはゴールに近い。クロスだったり、もうちょっとゴールに突っ込んでいかないといけない」と、積極的に仕掛けるつもりだ。「武蔵とかチャナとか3人の関係性、前線からの守備を意識したい」。1トップFW鈴木、左シャドーMFチャナティップとの好連係で、令和初戦の白星を狙う。【保坂果那】