昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)で日本を率いて16強入りした西野朗氏(64)が29日、タイ入りし、同国リーグのバンコクU-スコータイ戦を視察に訪れた。タイのサイアム・スポーツが写真入りで伝えた。

西野氏はタイ協会とA代表監督就任に関して交渉をしており、契約に合意すれば、近日中にも発表される見通しだ。

西野氏は日本代表監督退任後はフリー。タイ協会は、9月開幕のW杯カタール大会アジア2次予選に向け、空席となっている代表監督の選定を進めており新監督を近日中に発表する運びとなっている。

西野氏がタイの監督に就任すれば、W杯アジア2次予選の組み合わせ抽選(7月17日)を前に、森保ジャパンに西野タイ、本田カンボジアと、日本を知り尽くす指揮官が率いるライバルが立ちはだかる可能性もある。