アルビレックス新潟が大宮アルディージャを破り、今季2度目の連勝を決めた。J1時代の17年の第15節から続いていた大宮戦の連敗を4で止めた。

0-1の前半32分、FWレオナルド(22)の2試合連続になる今季自身8得点目で追いついた。後半14分、MFフランシス(29)の、こちらも2試合連続ゴールが決勝点に。前節鹿児島ユナイテッドFC戦に続く逆転勝利を飾った。

ブラジル人コンビの2試合連続得点が逆転勝利につながった。前半32分、MF高木善朗(26)の右からのクロスに、レオナルドが中央で頭で合わせる。相手DFにはさまれながらも、きっちりとゴールマウスに押し込んだ。前節鹿児島戦では0-1から自ら獲得したPKを決めた。この日もチームを勢いづける同点弾だ。

決勝点はフランシス。MFカウエ(30)の左サイドからのロングパスに合わせて裏に抜け、GKとの1対1を制した。第17節FC岐阜戦からの5試合連続スタメン起用に応えた。

試合前、6月22日にブラジルで交通事故に遭い24歳で亡くなった、昨季在籍のFWターレスさんへの黙とうをささげた。ゴール裏のサポーターは檄文(げきぶん)を記した横断幕を掲げた。負けられない雰囲気の中、前半17分に先制点を許したが、押し返す気迫は十分。ここまで16戦負けなしの大宮に土をつけた。【斎藤慎一郎】