J2アルビレックス新潟は9日、次節アウェー山形戦(11日=NDスタ)に向けて聖籠町のクラブハウス隣接ピッチで非公開で練習した。

相手の分析映像をもとに攻守と、セットプレーの確認をした。前節4日のホーム徳島戦は4-0の完勝。右サイドバックの新井直人(22)は2試合連続完封勝利に意欲を見せた。「8月は、いいスタートを切った。勢いそのままに、やるべきことをやる」と言った。

徳島戦では前半、FWレオナルド(22)へ、ピンポイントのクロスを供給して2点目を演出した。「ワンタッチで決まるボール、DFとGKの間に鋭いボールを入れることを僕自身に求めている」と自分に厳しい。吉永一明監督(51)は「失点しないことを続けていきたい」と話し、新井は完封勝ちに近づくために「サイドバックの立ち位置が、攻守で重要になる」と自らに言い聞かせた。

大卒ルーキーは開幕から16試合連続のスタメンでセンターバックを務めていた。一時、サブに回ったが、第20節(6月29日)アウェー鹿児島戦から右サイドバックとして先発復帰した。新潟経営大では最も長い期間、担ってきたポジション。「試合を重ねるごとに、いい感覚を取り戻している。毎試合が楽しみ」と自分のプレーに手応えを感じていた。【涌井幹雄】