2大会ぶり3度目の優勝を狙う浦和レッズが、開始早々に先制した。

上海上港(中国)の敵地に乗り込んだ第1戦の前半3分。MF長沢和輝が、左サイドから右足で直接FKをゴール前に上げると、相手GKイエン・ジュンリンがいきなりキャッチミス。こぼれ球をDF槙野智章が左足で蹴り込んだ。

フワッと上がったボールに対し、GKイエンは競り合ったDF槙野の存在が気になったのか、両手で触りながら前に落とした。浦和がラッキーな形でアウェーゴールを奪うことに成功した。槙野にとっては、1次リーグ初戦の3月6日ブリラム(タイ)戦(3-0)で挙げた先制点以来となるACLゴールとなった。

30分には大きな2点目を挙げた。MF長沢が自陣からロングパス。DF2人を振り切ったFW興梠慎三が右足を合わせ、価値あるアウェーゴール2点目を流し込んだ。自身が持つACLの日本人最多得点記録を24に伸ばした。