J2アルビレックス新潟は12日、聖籠町のクラブハウス隣接ピッチで非公開で練習した。

14日の次節、ホーム東京ヴェルディ戦に向け、相手を想定しながら攻守の確認をした。連勝へ、ホームで戦えるのは大きなアドバンテージ。DF舞行龍ジェームス(30)は「(サポーターの)声援は後押しになる」。

前節終了時点で東京Vは勝ち点44の12位。勝ち点41で13位の新潟にとって順位逆転の好機だ。勝てば勝ち点で並び、得失点で逆転できる。東京Vには前節でJデビューした新加入FWジャイルトン・パレイバ(28)が速さと強さを見せつけて2得点。1対1で抑えるのは難しい相手だが舞行龍は平然と構えていた。「ビビらずに普通にやればいい」。自信がみなぎっていた。

J1川崎Fから8月に古巣新潟に復帰したセンターバック舞行龍はすでに最後列のリーダー的存在だ。指示の声で中盤の選手を動かし、ピンチを未然に防ぐ。「センターバックが中央から引き出されないようにボランチ、両サイドハーフとのコミュニケーションは重要」。ゴール前でコンビを組むDF大武峻(26)も「声を出して前の選手を動かせるから、いいバランスが保たれる」と舞行龍を信頼していた。【涌井幹雄】