ACL連覇を狙う鹿島アントラーズは18日、ベスト4進出をかけて広州恒大(中国)との準々決勝第2戦(カシマ)に臨む。

敵地での第1戦はスコアレスドロー。17日の公式会見に出席したブラジル人MFセルジーニョは、大切にしている「神様」ジーコ氏の言葉を明かした。

昨年8月の鹿島デビュー戦前に告げられたのは「ブラジルでやってきたことをやりなさい」、それだけだった。加入後約1年で公式戦27得点と結果を残しているが、パスセンスやキープ力、献身的な守備など、従来の助っ人像を打ち破るバランスの良さが持ち味。「誠実、献身、尊重」を掲げるジーコ氏が、チームにフィットすると連れてきた男に、それ以上の言葉は必要なかった。「ブラジルでやってきたのは、ベストを尽くして得点し、チームメートを助けること。それを続けることだけを心掛けている」。母国の神様とともに、日本勢初の連覇へ突き進む。