ベガルタ仙台が勝ち点で並ぶ清水エスパルスを2-0で破り、残留を大きく手繰り寄せた。ユアスタでの勝利は5試合ぶりで、11位に浮上。16位以上を確定させて自動降格回避が決まった。残り3試合で1勝すれば自力残留となり、早ければ次節23日のアウェーガンバ大阪戦で決まる。  

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DF平岡康裕(33)のヘディング弾が勝利を引き寄せた。決勝ゴールを決めた10月の名古屋グランパス戦でも見せたDF永戸とのホットラインが再び開通。前半、CKの守備で相手MF西沢に隙が生じることに気づき、後半早々に突いてニアで仕留めた。

「カツ(永戸)が入団してきたときからキックの精度があるのを知っていたし、『インスイングがあれば西沢選手のところに蹴ってくれ』とハーフタイムに伝えた。自分との呼吸が合ったシーン」。

本職の守備ではDFシマオ・マテとのコンビでFWドウグラスらに仕事をさせなかった。