前節にJ2優勝とJ1昇格を決めていた柏レイソルはFWオルンガのJリーグ新記録となる1試合8得点の活躍などで、13-1で京都を下し、最終戦を白星で飾った。

2チーム合計の最多得点試合と1試合最多得点チームのJリーグ記録も更新。13歳の頃に1試合7得点の経験があることを明かしたオルンガは「最高の気分。前半にハットトリックできて、後半にも得点が増やせると思った。この記録はしばらく塗り替えられないと思う。チームメートやスタッフ、サポーターに感謝したい」と笑顔をみせた。

13得点の爆勝にネルシーニョ監督は「前節でタイトルを勝ち取ったが、油断することのないようにと話をしていた。普通じゃ起こりえない結果だが、あくまで相手のウイークを突いて得点に結びつけた結果だと思う」と冷静だった。

▼記録メモ 柏FWオルンガの8ゴールはJリーグの全カテゴリーを通じて最多。従来の記録はJ1でFW中山雅史ら4人がマークした5点。J2ではこれまで4点が最多で、J3記録も4点。世界的にも個人8得点以上は珍しいが、19年5月のU-20W杯ではノルウェー代表FWハラン(ザルツブルク)がホンジュラス戦(12-0)で9得点を挙げている。また、柏が京都戦で記録した13-1はJリーグの1試合チーム最多を更新。従来の記録はJ1の磐田が98年4月15日C大阪戦でマークした9-1。