静岡学園MF関俊哉(3年)は両親の“助言”を胸に全国のピッチを目指す。今夏までBチームでプレー。当時は卒業後の進路も決まらず、プレーに身が入らなかったという。全国切符を懸けた県大会もメンバー外。電話で悩みを打ち明けた両親の言葉が転機になった。「何のために神奈川から静学に行ったのかを考えなさい」。親元を離れて入学を決断した当時の気持ちを思い返した。

関は「静学のサッカーにあこがれて入学した。試合に出て活躍したかった」。県制覇を成し遂げた富士市立との決勝はスタンド観戦だったが、「本当にうれしかった」。Bチームで主将を任された統率力が評価され、全国のメンバー入りが決定。腐らずに練習から全力を出し続けた努力が報われた。武器はテクニカルなドリブル。全国では「出たら得点に絡むプレーをしたい」と決意を示した。【神谷亮磨】

◆関俊哉(せき・しゅんや)2001年(平13)12月6日、神奈川県生まれ。年中でサッカーを始め、小2から葉山JGKでプレー。中学時代はエスポルチ藤沢に所属。168センチ、60キロ。家族は両親、弟2人。血液型O。