矢板中央(栃木)が大手前高松(香川)を2-1で下し、3大会連続の16強進出を果たした。

まずは前半32分にMF■見拳士朗(3年)の鮮やかなミドルシュートで先制すると、同点とされて迎えた後半15分にMF左合修土(3年)が2試合連続ゴールとなる決勝点を挙げて逃げ切った。

これで4強入りした前々回、8強入りした前回大会に続く3年連続での2回戦突破となった。今の3年生はそんな先輩たちの背中を見て育った世代。■見は「去年までの選手権で先輩たちが負ける姿をスタンドから見ていたので、見返してやるという気持ちがあった」。目指す場所はまだまだ先にあり「先輩たちのおかげで今の歴史があるし、日本一をとると日々の練習から言ってきた」と力を込めた。

栃木最多165人の部員を抱えるチームは県内では敵無しの状態で、コンスタントに全国大会出場を狙える伝統校にもなりつつある。高橋健二監督は3回戦の鵬学園戦へむけ「今年のチームは厳しい試合をものにする粘り強さを感じる。次も力のあるチーム。チャレンジャーの気持ちで戦いたい」と気持ちを引き締めた。

※■は雨カンムリに鶴