Jリーグ、サンフレッチェ広島は11日、広島市内で新加入選手会見を開いた。計5人が出席。チームは10日から広島・吉田町で始動しており、この日は練習2日目を終えての会見参加となった。

注目はMF浅野雄也(22)で、クラブOBで日本代表FW浅野拓磨(25=セルビア・パルチザン)の2学年下の弟。1年前に大体大を卒業し、19年はJ2水戸ホーリーホックに入団。しかし同年8月に広島への完全移籍となり、そのまま期限付き移籍の形で水戸に残ってプレーしてきた。

浅野はJ2では34試合4得点と結果を残した。今回は形式上は広島への復帰となるが、事実上新入団で兄と同じクラブでプロ2年目をスタートさせる。兄と同じ背番号は29に決まっている。

浅野は「昨年はJ2で違う部分があるし、どれだけ通用するか楽しみ。攻撃の選手なので得点にこだわりたい。サイドで崩して得点も狙いたい。自分もどちらかと言うと、兄とプレースタイルが似ている。兄は現在、日本にいないので(兄の愛称の)ジャガーを奪っちゃおうかなと思います」とあいさつし、会場を笑わせた。