J1清水エスパルスは15日、静岡市内のグラウンドで新チームをスタートさせた。詰めかけた約150人のサポーターの前で、約1時間30分の練習。今季就任したピーター・クラモフスキー監督(41)は、初日の選手たちの動きに目を光らせた。「結果を残すには、ハードワークが必要」と語気を強めた。

練習に先立ち行われたミーティングで、指揮官は「チャンピオンを目指そう!」と鼓舞。士気を高めて選手を送り出した。MF金子翔太(24)は「熱量に圧倒された。個人的にも昨年はふがいない結果に終わったので、今年は飛躍の年にしたい」と、指揮官の思いは選手たちに伝わった。

14日の新体制発表記者会見では「アグレッシブで速いサッカーをしたい」と宣言。早速、練習にも表れた。パス回しのメニューでは、スピーディーにつなぐ場面が目立った。「速くパスを回して、ボールも人も動くサッカーをしたい。練習には試合でやりたいことがつまっている。(今日は)キレも強度もあった。満足している」。始動日の内容に手応えを示した。

26日からは鹿児島キャンプを実施。来月22日のリーグ開幕戦に向けてコンディションを上げていく。【古地真隆】