女子サッカーで昨年12月にドイツ1部フライブルクを退団していた日本代表MF猶本光(25)が、古巣の浦和レディースに復帰することが23日、分かった。近日中にも正式発表される。

猶本は18年6月に約6年間を過ごした浦和から初の海外挑戦としてフライブルクへ完全移籍。18-19年は公式戦21試合に出場し、国内カップ戦の準優勝などにも貢献したが、19-20年は12月中旬までで4試合の出場にとどまり、さらなる出場機会を求めて移籍を決断。12月16日にクラブと合意の上で退団を発表した。

優勝した18年4月のアジア杯に出場するなど高倉体制でもコンスタントに招集されていた猶本だが、19年6月のW杯フランス大会は落選。代表定着と20年東京五輪出場を目指し、国内クラブを中心に交渉を開始。最後は海外移籍後も良好な関係が続く浦和での再出発を選択した。

昨年11月の国際親善試合南アフリカ戦で約半年ぶりに代表復帰を果たしたとはいえ、ボランチにはMF三浦、杉田らライバルも多い。猶本は帰国後は母校筑波大などで調整に励んでおり、愛着ある浦和から勝負のシーズンに巻き返しを狙う。