新型コロナウイルスの影響で、Jリーグなどサッカーのリーグ戦や大会が相次いで延期、中止となっている中、12日に公式戦が行われる可能性があることが9日、分かった。天皇杯岩手県予選準決勝の富士大-日本製鉄釜石戦が、12日に盛岡つなぎ多目的運動場で実施される。

日本協会は新型コロナ禍により、5月末までの公式戦中止を発表したばかり。しかし岩手県は感染者が出ていないこともあり、同県のサッカー協会関係者は「今後、県内に感染者が出るなどの状況変化がない限り、基本的に実施する方向です」と話した。

現在、国内で感染者が出てない都道府県は、岩手以外に鳥取のみ。9日に初の感染者が確認された島根は試合延期を決め、鳥取は試合を中止し、昨年の実績などを考慮してJ3鳥取を代表に選んだ。岩手は、12日準決勝の勝者が19日に、シードのJ3岩手と決勝戦を行う予定で、こちらもJリーグ勢初の公式戦再開となる。