J2京都サンガが京都・亀岡市の新本拠地「サンガスタジアム by KYOCERA」で初めて観客を迎え入れ公式戦を行った。

観客の入場は密集を避けるため応戦席のエリアごとに時間帯を分けた。入り口には顔認証システムを用いたサーモグラフィーを設置。手指消毒の他、列の感覚は最低1メートル以上あけるよう案内した。席は前後、左右、斜めと最低1メートル以上間隔を開け全席指定。飲食店は屋外の店舗のみ営業。2月に行われたC大阪とのプレシーズンマッチ以来の入場に、親子で来場した山田友子さん(45)は「うれしいの一言。(声を出せないが)気持ちは熱く、応援したい」と語った。長男の葵生くん(13)はこの日が誕生日。友子さんは「記念すべき日に、試合に立ち会えて興奮ですね」と喜んだ。

応援は手拍子、歌などが禁止され、制限があるなかでの観戦となった。25歳の男性サポーターは「熱い思いを選手に届けたい。最高のスタジアムでなんとしてでもJ1に上がって、有名チームと戦ってほしい」と願いを込めた。