3連敗中で16位のJ1ベガルタ仙台は、20日に3位のFC東京とアウェーで対戦する。

仙台は中6日、相手は中3日で日程面は有利だが、味の素スタジアムは過去14戦2勝(1分け11敗)の「鬼門」。さらに東京はリーグ屈指の破壊力があり、より守備陣の奮起が求められる。守護神のGKヤクブ・スウォビィク(29)は「勝利に飢えている」と最後尾からもり立て、7戦ぶり白星へゴールを死守する。

仙台はここ5戦で12失点と守備立て直しが急務。その中でもスウォビィクはスーパーセーブ連発で何度もチームを救ってきた。「完封勝利すれば一番ベストな結果。(大量失点は)ディフェンスの選手が言われてしまうが、自分たちは11人で守備も攻撃もしているので、チーム全体で失点を減らさないといけない。ちょっとしたミスが起こっているけど、次にどう生かすかが大事」と前を向く。

3位を倒して勢いに乗る。「苦しい時期が続いているが、近い将来にすごくいい時期が来ることを信じている」。また背中を押してくれる12番目の選手に向けて「ファン、サポーターに感謝の気持ちを伝えたいです。みなさんの応援は選手に届いてます」。勝ち点3を奪い、次こそ結果で恩返しする。【山田愛斗】