前回の全国選手権4強、帝京長岡は北越とPK戦にもつれ込み、GK佐藤安悟(1年)が相手3人目のキックをセーブ。5-3の勝利を呼び込んだ。決勝戦は7日、デンカビッグスワンスタジアムで行われる。

帝京長岡は1年生GK、佐藤安悟がビッグセーブで決勝進出をたぐり寄せた。0-0で迎えたPK戦。相手3人目のキックを右に横っ跳びし、左腕1本ではじき飛ばした。「緊張はなく、ヒーローになってやるぞという強い気持ちで臨んだ。PKは得意」と笑顔を見せた。決勝戦へ向け「自分が0で抑えれば負けることはない。昨年を超える(全国4強)結果を出したい」と意気込んだ。主将のMF川上航立(3年)が延長前半に負傷交代するアクシデントはあったが古沢徹監督(34)は、「PKも全て込みで選手権。この勝利で選手も私も経験値が上がった。しっかり準備して決勝戦に臨みたい」と話した。