ヴィッセル神戸の主将MFアンドレス・イニエスタ(36)が、横浜FCのFWカズとの初対決実現を喜んだ。試合後のオンライン会見に登場し、元スペイン代表は「脱帽」という言葉でカズを称賛した。

「個人的にも、彼のような日本を代表する選手とピッチに立てたのは光栄。53歳になっても、ピッチに立てる秘訣(ひけつ)を教えてもらいたいぐらいです。脱帽です」

イニエスタは2試合連続で先発出場し、最後までピッチに立った。試合終了間際にカズが途中出場し、2人並走しながら競り合う場面もあった。試合後は2人並んで手を肩に回したり、握手してたたえ合った。今季開幕前の2月には、都内で開かれたJリーグカンファレンス(合同会見)で登壇した2人は、夢の対決実現を希望していた。

神戸は逆転負けで連敗が2に伸びた。「今日は試合自体は悪くなかったが、結果がついてこなかった。数週間後に迫ったACLに向けて、チームはここから成長していかないといけない」と締めくくった。イニエスタはこの試合で今季23試合4得点。出場した最近5試合でゴールがない。