川崎フロンターレと横浜F・マリノスの神奈川ダービーは白熱した展開となり、川崎Fが後半45分とロスタイムの得点で3戦ぶりの勝利を飾った。

前半39分、川崎F・MF田中のロングフィードに抜け出したMF斉藤が、相手DFと入れ替わった。横浜GK高丘と1対1になった斎藤はループシュートを狙ったが、勢い余ってペナルティーエリア外に出てしまった高丘が、思わず手を使ってシュートをストップ。このプレーで高丘は退場となり、急きょ控えのGKオビがピッチに立った。

前半はそのまま0-0で折り返したが、後半試合が動いた。川崎Fは後半開始からMF三笘をピッチへ。すると同8分、三笘はゴール前でクリアボールをダイレクトで流し込み、先制点を奪った。

しかし後半14分、横浜はDFティーラトンの右CKからDF畠中がヘディングで同点弾をたたき込んだ。再び振り出しに戻った試合は白熱し、さらに川崎F鬼木監督は負傷で約1カ月離脱していたエースFW小林をピッチへ送り込んだ。

猛攻を仕掛けた川崎Fは、後半45分にMF旗手の右クロスを相手DFがクリアしたところを、DFジェジエウが流し込んで勝ち越しに成功した。同ロスタイムにはMF三笘のカウンターから小林の復帰弾も生まれ、川崎Fは21日の大分トリニータ戦に勝利すれば5試合を残しての最速Vが決まる。