ドーハで開催中のACLで1次リーグ突破を決めたヴィッセル神戸の三浦淳寛監督(46)とGK前川黛也(26)が27日、28日の同リーグ広州恒大(中国)戦を前に公式会見に臨んだ。

25日の広州恒大戦で3-1の快勝を収めた神戸は、G組で2戦全勝として2位以内を確定させて決勝トーナメント(T)進出を果たした。あと勝ち点1をつかめば首位突破も決まる一方で、1次リーグ残り2試合は主力を温存しつつ、12月7日の決勝Tへ調整できる。

三浦監督は「明日も勝ちにいく。メンバーは選手の状態を把握した上で決めたい」と詳しい説明を避けた。その上で「もちろんチームはアジアNO・1を目指していく。それがチームのスローガンでもある。ここを取るために意識してプレーしてきた。自分の経験でもアジアのレベルは上がってきているが、あくまで優勝なので一丸となって目指していく」と意気込んだ。

元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)の加入によって、神戸がどう変化したかを問われると「非常に優秀な選手で、世界でもトップクラス。バルセロナで素晴らしい戦術を得た選手です。それを神戸に落とし込むにあたり、謙虚な態度で接してくれている。チームのコンセプトは確かなものがあり、全選手が練習することで我々のスタイルは確立されていくはず」と答えた。

G組はジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)が棄権したことで、神戸、広州恒大、水原(韓国)の3チームで争われている。