セレッソ大阪の森島寛晃社長(48)が16日、大阪市立聖和小学校で「教育年賀はがき」の寄贈式に参加した。はがきはC大阪のクラブエンブレムやロゴが印刷された非売品で、クラブ側が全額負担で用意したもの。

C大阪では、はがきや手紙を書く楽しさ、喜びなどの体験を通して、小学生の学力向上と手紙文化の振興を図る取り組みに協力しており、今年で3年目。

今回は大阪市の東住吉区、住吉区、阿倍野区、天王寺区の市立小学校4年生全員に約3700枚の「教育年賀はがき」を寄贈することになった。寄贈する年賀はがきは、学校の授業の一環として使用される予定。

C大阪のマスコットキャラクター「ロビー」と、聖和小学校を訪問した森島社長は「子どもたちが年賀状を書いて、出すということが少なくなってきているので、ぜひ書く楽しさを知ってほしい」と話した。同社長も毎年、プライベートで300~400枚の年賀状を出すという。

同小学校の久保雅英校長は「コロナ禍で、会いたい人に会えない状況が続いています。言葉で伝える機会をいただき、本当にありがたい。今は帰省できない児童も多い。おじいちゃん、おばあちゃんに、年賀状を出す子どもも多いのでは」と、C大阪の寄贈を喜んだ。