18位ベガルタ仙台が17位清水エスパルスを3-2で下し、今季初の連勝で最下位を脱出。

16位湘南ベルマーレも敗れたため、16位に浮上した。11月14日のガンバ大阪戦から続くアウェーでの連勝も「4」に伸ばし、12年の同4連勝に並ぶクラブタイ記録となった。

11月以降はアウェーで3試合連続完封中の仙台は前半17分、左コーナーキックでMF松下がゴール前に供給し、ファーサイドから飛び込んだDF蜂須賀が頭で合わせて先制。同29分に追いつかれたが同45分、蜂須賀が上げたクロスのこぼれ球をMF椎橋がペナルティーエリア前中央に流し、松下が左足で直接合わせ、勝ち越し弾を決めた。

後半22分にまたも2-2の振り出しに戻されたが、同41分に途中出場のDF浜崎がフリーキックを直接決め、J1初得点で三たび勝ち越した。木山監督は「最後は押し込まれる時間もあったが粘り強く戦えた。あと1試合、いい形で終わりたい」。19日の最終節は今季開幕から16戦未勝利(6分け10敗)のホームで湘南と対戦。来季につなげるためにも、サポーターに勝利を届け、有終の美を飾りたい。【相沢孔志】