清水エスパルスの山室晋也社長(60)とMF西沢健太(24)FW川本梨誉(19)が22日、静岡市役所を訪れ、田辺信宏市長(59)を表敬訪問した。就任1年目の同社長は、コロナ禍で変則的になったシーズンの終了を報告。16位に終わった1年を振り返り、「市民の期待を裏切ってしまい、申し訳なかった」と話した。

今季はピーター・クラモフスキー前監督(42)の指導で攻撃的なサッカーを掲げた。だが、成績が振るわず、11月に退任。西沢は「いろんなことにチャレンジしたけれど、自分たちの力不足だった」。それでも、監督交代後は持ち直し、19日の最終節は2位ガンバ大阪に2-0で快勝。同試合でプロ初ゴールを挙げた川本は「来年は結果にこだわりたい」と誓った。出席した2人は静岡市出身。田辺市長も「2人がチームをけん引してほしい」と躍進に期待した。【神谷亮磨】