初出場の山辺(奈良)が、関東第一(東京B)に敗れ、初戦で敗退した。山辺は、今年8月と9月に2年生部員10人が寮内で飲酒していたことが明らかになったが、選手への特別指導を経て、辞退はせずに大会に出場していた。

前半から関東第一の攻撃に押し込まれた。前半は何とか無失点に抑えたが、後半に立て続けに失点した。

入学して3カ月目の6月から主将を務めるFW太田凱翔(1年)は、「世間の皆さんに見直してもらえるようなサッカーをしたかったけど、力の差を感じました」と話した。

大会前に発覚した2年生部員の飲酒に対し「選手の一番上に立っているのは僕なので。キャプテンの僕がまとめる力があれば、問題が起きなかったのは事実。2年生の責任ではなく、俺の責任だと思っています」と、主将として問題に向き合い、戦った。

今回出場したメンバーの半分が1年生。未来のある選手が、山辺の看板を背負い、成長した姿でもう1度選手権の舞台に帰ってくる。長尾慎祐監督(31)は「多くの方のおかげで出場できた。選手の思いを胸に出させてもらいました」と語った。

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