清水東が4-0で静岡市立を下し、2年連続で県大会進出を決めた。前半30分、FW望月優太(2年)がヘディングで先制点。後半はサイド攻撃を軸にさらに3点を奪った。新チーム初の公式戦(9日)は静岡聖光学院と川根の合同チームに19-0。2日連続での快勝にも、望月優は「もっと点を取れるチャンスはあった」と浮かれることはなかった。

昨年の県選手権は1次トーナメントで浜松東に1-3で敗れた。DF五十嵐宥哉主将(2年)は「落ちるところまで落ちて、ゼロからのスタートだった」。新チームは私生活を見直すことから取り組んだ。部室での携帯電話使用禁止など、細かいルールも厳格化。名門復活への思いを1つにして今大会に臨んでいる。県大会は16日に開幕する。五十嵐は「優勝だけを目指して戦って行きたい」と力を込めた。【神谷亮磨】

 

静岡城北 FW土屋瑞稀(2年)が公式戦初のハットトリックを決め、4-2の勝利に貢献した。1点リードで迎えた後半8分、ヘディングで追加点。同19分にもこぼれ球を頭で押し込み、自身2点目を挙げた。35分には右足で3点目。「最後の1点が1番いいゴールだった」と納得のプレーで勝負を決定付けた。昨年は県大会ベスト8。土屋は「今年は去年を超えることが目標」と意気込んだ。