セレッソ大阪で今季から8年ぶり4度目の指揮を執るレビークルピ監督(67=ブラジル)が28日、大阪市内での練習後、オンライン会見に応じた。

かつての教え子で、ギリシャ1部PAOKに移籍したMF香川真司(31)に対して、指揮官は「(再び)活躍を見られるとうれしい。いろんな選手が羽ばたいてくれればうれしい。自分の過去にも、いろんな選手が代表や欧州に行くのが見られ、その成長にたずさわれたことは自分の誇り」と喜んだ。

香川に対しては、今回の移籍が決まる前にC大阪が正式な復帰要請をしたが、本人は欧州でのプレー続行を希望した経緯があった。

レビークルピ監督はC大阪監督時代の07年、当時は控えチームにいた香川を突然、主力組に抜てき。10年にドルトムントへ初の海外移籍をするまでに育て上げ、MF乾やFW南野らも欧州移籍させた。

今回も若手育成を期待されての登板となったが「私はできると思えば若手でも試合に出す。今でも考えは変わっていない。チャンスを与えて、その先の成功を勝ち取れるかは本人次第」と言い、今回も若手の台頭に期待した。

C大阪にはバルセロナなど海外から注目される高卒2年目のMF西川ら有望選手がおり、新たな化学変化が期待されている。【横田和幸】