ベガルタ仙台は6日、J1王者川崎フロンターレとホーム開幕戦を迎える。東日本大震災が発生し、4位に躍進した2011年と同じ広島、川崎Fとの開幕2連戦。

前節は退場者を出しながら10人でドローに持ち込んだ。手倉森監督はホーム初陣へ「もう1回、希望の光になるべく、その先の本当の東北のシンボルを目指して発進したい」。10年前、震災後初戦では川崎Fにアウェーで逆転勝ち。勇気と自信を得て躍進につなげた。昨季は17位でホーム未勝利だが、ここで1勝できれば流れは大きく変わる。「連覇の可能性が高まっている相手に我々がどれだけ食い下がれるかという試合」と表現した上で、「何かを起こしたい」。番狂わせへ強い意欲をにじませた。