J1清水エスパルスは9日、静岡市内で非公開練習を行い、10日のセレッソ大阪戦(ヤンマー、午後7時)に備えた。ロティーナ監督(63)とDF片山瑛一(29)がオンライン取材に応じ、昨季まで所属した古巣との対戦について語った。

ロティーナ監督は2019年シーズンから2年間、セレッソ大阪を指揮。「セレッソはクオリティーの高い相手。多くの選手と昨年一緒に戦ったので、懐かしい気持ちになるかもしれない」と話した。それでも「より安定した戦いをする必要がある。勝ち点3を取りにいく」。終盤に追い付かれた前節・アビスパ福岡戦(2△2)の反省も踏まえつつ、勝負師として目の奥を光らせた。

C大阪から完全移籍で加入した片山は、これまで左サイドバックでの起用が続いている。チーム唯一となる公式戦3試合連続先発出場。過密日程の中で、早くも代えが効かない存在となりつつある。自身のコンディションについて「試合に出続けた方が、調子は上がる。ピッチに立てば、疲れは感じなくなる」と頼もしい。古巣との対戦に向けて「気持ちは高まる。思い入れのあるスタジアムで、清水の一員として良いプレーを見せたい」と意気込んだ。

J1リーグに限ると、アウェーでのC大阪戦は、最近16戦勝ちなし(3分け13敗)と大の苦手としている。相性の悪さを払拭(ふっしょく)し、鬼門の地から22年ぶりの勝ち点3を持ち帰る。【古地真隆】

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