川崎フロンターレの中村憲剛氏(40)が22日、ミズノとブランドアンバサダー契約を締結した。

昨季まで18年間の現役生活で、同社のスパイク「モレリア2」を愛用してきた。中村氏は「大学4年生のときにW杯日韓大会があって(元ブラジル代表FW)リバウドがモレリアを履いていた。リバウドが好きだったのでモレリアを履いたら、良いプレーができた印象がある」と、スパイクとのなれそめを明かした。

プロ1年目はクラブが契約する別メーカーのスパイクを履いていたが、2年目からはクラブに直談判して、モレリア2を履くようになった。現役中の04年にミズノブランドアンバサダーに就任したが、昨季現役を退いたため、今回新たに契約を結んだ。

引退後はボールを蹴る機会もめっきり減ったという。中村氏はそんな毎日を楽しんでいるようで、「サッカーをやりきった感覚で、後悔や未練はない。現役のときは『引退したらボールを蹴りたくなるかな?』と思ったけど、全然ない」と笑っていた。