U-24日本代表で鹿島アントラーズのDF町田浩樹(23)が31日、鹿嶋市内での練習に完全合流した。

29日のU-24アルゼンチンとの試合ではセンターバックで先発出場し、チームの勝利に貢献。30日に所属クラブに戻りリカバリー調整を行い、この日から3日の浦和レッズ戦に向けトレーニングに励んだ。

代表活動を終え「今できることはすべて出したつもり。そこでうまくいったこともあればいかなかったこともある。ただ、結果が何より出て良かったなと言うのが一番の感想」と振り返った。メダル候補の相手に完封しても満足はない。「

相手は、何人か欧州の選手も呼べなかったという事情もある。中2日でほとんどメンバーもかえていなかったので。もっともっと、相手は本番は強いと思う」と気を引き締める。守備面では中途半端に前に出て、ボールを取り切れず、ピンチをつくった場面を挙げ「もっとうまく1対1でも守れる場面があった」と課題も忘れない。攻撃面では、DF板倉がセットプレーで2得点しており「僕もとりたかったなという思いがあります」と結果へのこだわりを口にした。

26日の初戦のアルゼンチンはプレスの強度が高く、合宿中の練習でも海外組から守備の強度で刺激を受けた。「これは、こっち(鹿島)に戻っても還元しないといけないもの。自分もそうですけど、周りにも要求していければいいかなと」とより高い基準での練習へ意欲を見せた。

3日には浦和戦が控える。DF犬飼は出場停止で「自分が引っ張っていかなくては。要所要所の時間帯、試合の流れを自分が感じて自分がチームを締めたり、鼓舞することを発信していかないと」と、ディフェンスリーダーとしての自覚を口にする。現在、鹿島は5試合を終え1勝3敗1分けで15位。開幕ダッシュはならなかったが、優勝のためには4月からの巻き返しが必須だ。町田は「原点に戻って戦うところ、走るところのベースが大事になる。勝ちながら強くなるのが一番いいと思う。ここから連戦で、勝っていい流れに乗らなくてはいけない。全員が大事なポイントを感じて挑めれば」と必勝を掲げた。