北海道コンサドーレ札幌MF深井一希(26)が“連発”でチームをけん引する。

1日、アウェー福岡戦(3日、ベススタ)に向け、札幌・宮の沢でセットプレーを確認した。3月27日ルヴァン杯鳥栖戦(5○1)では前半37分に今季公式戦初得点をマーク。「引き続きチャンスがあればしっかりゴール前に飛び込んで、あとは冷静に点を取れれば」と、カップ戦での好感触を生かし、リーグ戦2季ぶり弾を狙う。

両膝の手術経験があり、過密日程による負担を考慮され、今季リーグ戦は2試合ベンチを外れた。今節は1週間ぶりの試合のため、調整は万全。リーグ戦は開幕戦勝利(横浜FC戦5○1)の後、直近4試合未勝利(1分け3敗)で「自分が出たらしっかり勝ちにこだわって、チームが勝てるように自分の力を出し切れるように頑張りたい」と誓う。

相手の主将を務めるMF前寛之(25)は札幌下部組織出身で深井の1学年後輩。小中高、トップチームでも一緒に過ごした。「J1の舞台で相手として会うのはすごい楽しみ。しっかり勝って、札幌は強いってヒロ(前)に思ってもらえるように頑張りたい」。先輩としての意地を見せる。【保坂果那】